人々が求める医療とは?

2019年06月06日
患者の意見を聞いている医者

医療は常に必要な人に対して、必要なだけのものが提供されることが理想です。
風邪をひいただけの人に対してレントゲンやCTスキャンといったような高度な診断は全く必要ありませんし、骨を折った人に対して人工透析をする必要は全くありません。
ですがこの「症状に合わせた治療をする」ということがそのままイコールで人々が求める医療、理想の医療ということになるわけではありません。
症状に合わせた治療というのは対症療法であり、本来の原因があるのであればそこも含めて対処をしていく必要があります。
対症療法で原状の問題を排除し、それと並行して原因を排除するということを、ミスなく行うことこそが本当に必要な医療です。
つまりここまでで理想の医療というのは症状と原因を間違いなく特定し、それに対して最も効果的なアプローチを選択し、ミスなく行うことであるということになります。
ですが、これだけで本当に人々が求めるものになるのかと言われれば違うでしょう。
ここに加えてひとつ必ず押さえておかなくてはならない要素となるのが「医療にかかる費用」の問題です。
仮に先ほどの完全な治療ができたとしても、それ一回のために数百万円かかるというのであれば、それを求める人はいなくなります。
どのような場合であっても必ず費用はかかります。
その費用が誰でも支払えるものであること、家庭の収入に依存せず必要な治療が受けられることは非常に重要です。
つまり総括すると、人々が求めるのは「誰でも可能な負担金額で、症状に合わせた適切な治療ができ、かつミスがないもの」ということになるのです。
もちろんこうしたことを実現するにはさまざまな課題があります。
ですが現在の技術は日進月歩ですから、いつしかこうした医療が世界中で受けられるようになる日も来ることでしょう。